1.マーチングバンド
作詞:後籐正文
作曲:後籐正文
色の褪せた繪の古ぼけたベンチとはにかむ少年
雨ざらしのまま
朽ち果てたいつかの希望を揭げよう
蔑むこともなく驕ることもなく
花開くヒマワリの
種にもならぬような胸の奧の秘密に
ささやかな光を
靜まり返る夜のミュージアム
忘れられたいつかの君は笑うんだろう
ほら 誰彼となく集まった廣場を
過ぎるマーチングバンド
今 裸足のまま驅け出した少女に
この曲を捧げよう
靜まり返る青いプールの
薄い膜に映る空に飛び迂む
開け
心よ
何がやましくて
何故 惱ましいんだ 僕ら
光れ
言葉よ
それが魂だろう
闇を照らしてどこまでも
行け
悲しくなったり
切なくなったり
ため息吐いたり
慘めになったり
いつかは失ういのちを思ったり
それでも僕らは息をしよう
開け
心よ
何がやましくて
何故 惱ましいんだ 僕ら
光れ
言葉よ
それが魂だろう
闇を照らしてどこまでも
行け
2.N2
作詞:後籐正文
作曲:後籐正文
屏に奧に
Don't put your trust
矢のようにサーチ アンド ダウト
骨拔きの言葉
夢のように「安全だ」ってコール
降雨
屏に奧に
Don't put your trust
矢のようにサーチ アンド ダウト
資本主義の火葬場
咒文のように「安心だ」って
妄想
降りろ 降りな
ダウト
家々
現地
身體
高利な檻
それでは幸運を祈る
屏に奧に
Don't put your trust
矢のようにサーチ アンド ダウト
骨拔きの言葉
咒文のように「安全だ」って
もう止そう
降りろ 降りな
ダウト
家々
現地
身體
永遠だったならば
後悔が積もる
サーチ アンド ダウト
降りろ 降りな
ダウト
家々
現地
身體
高利な檻
それでは幸運を祈る
3.オールドスクール
作詞:後藤正文
作曲:山田貴洋
錆びた顔色で日々を嘆けば
広がる距離だけ眺めて 遥か
固く閉ざしたドアの奥でずっと絡まって
薄暗い部屋の端でじっと踞って
曇りはじめた窓の鍵にそっと手を伸ばして
飛び出せばそこに
現実の世界が君を待っているから
旅路の終わりを静かに待つか
埃にまみれた希望の在処を探す
線路を越えた向こうには
古い工場に続く幹線道路
遠く灰色の海の
その先の風景と接続する想像を
固く閉ざしたドアの奥でずっと絡まって
薄暗い部屋の端でじっと踞って
曇りはじめた窓の鍵にそっと手を伸ばして
飛び出せばそこに
現実の世界が君を待っているから
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